517号(2017年4月1日)
公開日:2017.04.07
- 【姿を現した「トランプ軍拡」路線】 国防予算を10パーセント増、同盟国には防衛負担増要求
- トランプ米大統領は2月28日の両院議会演説で「歴史的な国防予算の増額」を宣言し、 3月16日には国防予算を10%増額するとの18会計年「予算方針」を提示した。大統領 はこの軍拡予算を背景に、同盟国への防衛費負担増の圧力を強めている。「アメリカ 第一」を標榜するトランプ路線は、同盟国のみならず「敵対国」をも巻き込んだ軍拡の 嵐を巻き起こそうとしている。安倍政権はこの路線を歓迎し、「防衛費GDP1%枠」を 公然と捨て去って積極的に一端を担うことを示唆した。地域の軍拡と相互不信を増幅 するこの愚行を止めるのは日本市民の役目だ。
- <資料>トランプ大統領の両院合同議会演説(抜粋訳)
- 【コラム:防衛費を考える(1)】 「後年度負担」によって膨らむ「実質物件費」
- 【ピースデポ第18回総会記念講演会・抄録(1)】 「北朝鮮核開発の現状と非核化の課題 ――発想を変え、ロードマップを描くとき」
石坂浩一(立教大学准教授) - 【日誌】核・ミサイル/沖縄(17年3月6日~3月20日)