脱軍備・平和レポート第20号(2023年4月1日)
公開日:2023.04.27
1990年代初め、米ソ冷戦の終結により、国際安全保障や平和構築に女性の権利やジェンダー平等などを根本原則に取り入れるべきだという機運が高まった。2000年には国連安保理で「女性・平和・安全保障」なる決議があがった。歴史的経緯を理解するために本山央子お茶の水女子大学ジェンダー研究所特任リサーチフェローの講義録をお届けする。
<講義録>第8回「脱軍備・平和基礎講座」
ジェンダーと平和、問われる日本:フェミニスト平和研究が問うてきたもの
本山央子(お茶の水女子大学)
1.分析レンズとしてのジェンダー
2.国民国家の戦争と女性
3.戦時性暴力という問題
4.暴力:「自然」から権力関係へ
5.戦争と「平和」の連続性
6.平和・日常への問い
7.冷戦後の国際安全保障の変化と主流化
8.フェミニズム改革の成功?
9.どのような平和構築なのか
10.軍事化の進む日本でフェミニスト平和を再構築する
北東アジアの非核化に向けたオンライン・シンポジウム 渡辺洋介
ロシアのウクライナ侵略から 1 年の今
[ 国連総会 ] 国連総会緊急特別会合で 6 回目のウクライナ決議
[ ロシア ] プーチン大統領の年次教書演説
[ 米国 ] バイデン大統領、キ―ウ訪問とポーランドでの演説
[ 中国 ] ウクライナ戦争の政治解決に向けた中国の和平調停案
トピックス
原子力科学者会報、2023 年終末時計「残り90 秒」と発表/米韓合同演習「フリーダムシールド」と北朝鮮のミサイル発射/ロシアが新START 義務履行の一時停止を表明/辺野古不承認
をめぐる国の裁決取り消し訴訟、沖縄県の訴え棄却
連載 全体を生きる(42): 核軍縮:岸田さん、視野がズレています 梅林宏道
平和を考えるための映画ガイド: 戦争する王様たち―『キングダム・オブ・ヘブン』
日誌: 2023年1月16日~2023年3月15日