558号(2018年12月15日)
公開日:2018.12.14
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- 次の核軍縮多国間交渉に向け模索
- NPT合意と非人道性アプローチの活用が求められる
- 第73回国連総会は12月5日、第1委員会で採択された核軍縮諸決議に関する最終投票を行った。本誌前号で日本決議について論じたが、今号では、新アジェンダ連合決議、核兵器禁止条約決議、マレーシア決議、「ハイレベル会合」決議につき考察する。とりわけ多国間核軍縮交渉の重要性について継続して訴えてきた新アジェンダ連合決議の重要性を指摘する。全体として、包括的核兵器禁止条約(NWC)など従来からの諸提案に関するものを含め、交渉すべき法的措置について具体的な提案はまだ登場していない。当面は、NPT合意の順守と非人道アプローチの強化が課題になる。
- <資料>国連総会・NAC決議(抜粋訳)
- <資料>第6回地球市民集会ナガサキ・長崎アピール
- 訓練海空域を急速に拡大する自衛隊
- 「インド太平洋派遣訓練」の問題点
- 木元 茂夫
- [連載]いま語る-85
- プナール・デミルジャンさん(ジャーナリスト、トルコ)
- [日誌]核・ミサイル/沖縄(18年11月21日~12月5日)