あゆみ

「ピースデポ20年のあゆみ」

もくじ
準備委員会の頃(1990年〜1997年)(p02-03)
年ごとのあゆみ(p04-24)
  1997年……04   1998年……05   1999年……06
  2000年……07   2001年……08   2002年……09
  2003年……10   2004年……11   2005年……12
  2006年……13   2007年……14   2008年……15
  2009年……16   2010年……17   2011年……18
  2012年……19   2013年……20   2014年……21
  2015年……22   2016年……23   2017年……24
次の10年へ (p25)
あゆみ要約年表 (p26-27)
主な取り組み 
(1)調査 (p28-29)
(2)政策提言(p30-31)
出版物リスト(p32-33)
授賞しました (p34)
歴代の理事・監事(p35)
ご協力いただいた方々 (p36)

「ピースデポ20年のあゆみ」

設立までの経過

「反トマホーク運動」の中で調査活動の必要性に目覚める

 1984年の米国の巡航核ミサイル・トマホークの太平洋配備に対し、太平洋の反核運動が国際的なネットワークを作り、その中で日本の反トマホークの運動も国際的なつながりを強めていました。

 その運動の中で、私たちはグリーンピースによる「核のない海運動」と出会います。米国の情報公開制度を駆使して、海洋配備の核兵器について極めて精密に調査する、若手研究者による活動です。彼らからの情報は、運動にとても役立ちました。同様の調査活動が日本でも必要だと私たちは思うようになりました。

 当時、米軍艦による日本への入港をめぐっては常に「核疑惑」が指摘されていました。しかし、政府は「米国から事前協議の申し入れがないのだから核の持ち込みはない」という説明を繰り返すばかり。その結果、横須賀や佐世保、沖縄への軍艦入港の個々のケースについての「疑惑」は灰色のままにされていたのです。港を抱える自治体(その多くは「非核兵器宣言」を持っています)に市民が「入港拒否」を求めても、「決めてのない」状況の中で自治体は「拒否」には踏み切れない―このような状況の中で、運動の側から「灰色の軍艦に黒白の段階を付ける」ことができないだろうかと私たちは考えました。

 このような海外の活動に啓発されて、199012月、当時の反トマホーク運動の中で、日本でも調査主体の市民運動を作ろうという議論が出て、準備会が発足します。
 このとき、私たちが抱いた新しい理念は次の二つです。

 一つめは、系統的な情報・調査活動によって、平和運動の基礎を作ろうということ。

 二つめは、それに専念する専従スタッフを含めた体制を、市民の資金で作るということ。

 つまり、市民の平和への願望が市民の資金を生み、その資金が平和運動の基礎になるという考え方です。

 この頃から、呉の弾薬庫の調査結果発表(1990年)など、米国の情報公開制度を活用した在日米軍の情報の入手が成果を上げ始めます。

仏核実験への反対運動の高まりの中、『核兵器・核実験モニター』を創刊

 次の転機は、1995年のフランスによる核実験への反対運動の高まりです。この機をとらえ、準備活動や海外とのネットワークから得られる情報を基に、同年7月から情報誌『核兵器・核実験モニター』の発行を開始しました。すると、これまで接点のなかった多くの人々が購読して下さり、社会的ニーズが高いことを私たちは知りました。

 『核兵器・核実験モニター』の成功が経済的基盤ともなり、正式発足に勢いがつきました。19969月に準備委員会を再構成し、具体的な準備に入ります。そして様々な団体の参加や新しい人たちとの出会いの中で発足へ。多くの自治体からも祝福や励ましをいただき、心強く思ったものです。

1997年春 参加者募集開始。
1997年11月23日 平和資料協同組合(ピースデポ)設立総会。
1997年11月24日 記念国際フォーラム。
1998年1月1日 平和資料協同組合(ピースデポ)正式発足。

NPO法人化後の総会

1998年12月6日  第2回「平和資料協同組合」総会でNPO法に基づく法人化を決定。
2000年1月11日  NPO法人ピースデポが発足。
2000年2月27日  第3回総会で「平和資料協同組合」が解散、NPO法人への移行を決定。
2000年2月27日  第1回NPO法人ピースデポ総会。
2001年2月17日  第2回NPO法人ピースデポ総会。
2002年2月24日  第3回NPO法人ピースデポ総会。
2003年2月23日  第4回NPO法人ピースデポ総会。首都圏以外で初開催。(大阪府高槻市)
2004年2月22日  第5回NPO法人ピースデポ総会。発足以来初の東京での開催。(青山、こどもの城)
2005年2月20日  第6回NPO法人ピースデポ総会。(東京、日本青年館)
2006年2月26日  第7回NPO法人ピースデポ総会。(川崎市国際交流センター)
2007年2月25日  第8回NPO法人ピースデポ総会。(横浜ワールドポーターズ)
2008年2月23日  ピースデポ発足10周年記念シンポジウム(東京、有楽町マリオン)
2008年2月24日  第9回NPO法人ピースデポ総会。(東京、全水道会館)
2009年2月22日  第10回NPO法人ピースデポ総会。(東京、日本青年館)
2010年2月28日  第11回NPO法人ピースデポ総会。(東京、日本青年館)
2011年2月27日  第12回NPO法人ピースデポ総会。(東京、恵比寿スバルビル)
2012年2月26日  第13回NPO法人ピースデポ総会。(川崎市総合自治会館)
2013年2月24日  第14回NPO法人ピースデポ総会。(川崎市総合福祉センター)
2014年2月23日  第15回NPO法人ピースデポ総会。(東京、北品川21ビル)
2015年2月28日  第16回NPO法人ピースデポ総会。(川崎市国際交流センター)
2016年2月21日  第17回NPO法人ピースデポ総会。(川崎市平和館)
2017年2月26日  第18回NPO法人ピースデポ総会。(東京、明治学院大学白金校舎)
2018年2月11日  第19回NPO法人ピースデポ総会。(東京、明治学院大学白金校舎)
2019年2月17日  第20回NPO法人ピースデポ総会。(川崎市平和館)
2020年2月22日  第21回NPO法人ピースデポ総会。(東京、明治学院大学白金校舎)
2021年2月20日  第22回NPO法人ピースデポ総会。(オンライン)
2022年2月20日  第23回NPO法人ピースデポ総会。(オンライン)
2023年2月19日  第24回NPO法人ピースデポ総会。(東京、明治学院大学白金校舎。オンライン併用)
2024年2月25日  第25回NPO法人ピースデポ総会。(東京、明治学院大学白金校舎。オンライン併用)

各年の総会議案はこちら