【日誌】核・ミサイル/沖縄(17年4月21日~5月20日)

公開日:2017.09.14

ASEAN=東南アジア諸国連合/DPRK=朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)/EEZ=排他的経済水域/ICBM=大陸間弾道ミサイル/SACO=沖縄特別行動委員会/THAAD=高高度防衛ミサイル


●4月23日 朝鮮半島近海へ航行中の米海軍原子力空母カールビンソンと海自護衛艦2隻が西太平洋で数日間の共同訓練開始。
●4月25日 都内でDPRK核問題6者協議の日米韓首席代表者が会合。中ロに対DPRK圧力強化を求めることで一致。
●4月26日 広島平和記念資料館の東館が新装開館。本館は工事で閉鎖。「被爆再現人形」撤去。
●4月26日 米政権、国務・国防・国家情報の3長官共同声明で新・対北政策。オバマ戦略的忍耐路線を破棄、軍事攻撃も選択肢に含む。
●4月26日 米空軍、カリフォルニア州バンデンバーグ基地からICBMミニットマン3の発射実験。マーシャル諸島環礁付近に着水。
●4月29日 DPRKが西部北倉付近から北東方向に弾道ミサイル1発を発射も失敗か。韓国軍発表。
●5月1日 安保関連法に基づく「武器等防護」初任務のため海自護衛艦「いずも」が横須賀基地出港。房総沖~四国沖で米海軍の貨物弾薬補給艦を護衛(3日終了)。
●5月1日 トランプ米大統領、米通信社インタビューで、適切なら金正恩DPRK労働党委員長と会談すると語る。
●5月2日 韓国国防省、在韓米軍THAADの稼働を確認。当初予定を大幅前倒し。
●5月2日 ウィーンで20年NPT再検討会議第1回準備委が開幕。12日まで。(本号参照)
●5月3日 安倍首相、改憲求める集会へのビデオメッセージで20年に新憲法を施行したいと明言。9条に自衛隊の明記を追加とも。
●5月3日 米空軍、4月26日に続き同様のICBMミニットマン3発射実験。今年3回目。
●5月8日 安倍首相、米軍活動への影響を理由に「武器等防護は非公表」。衆院予算委で。
●5月9日 韓国大統領選。日韓「慰安婦」合意見直しと対北融和を掲げる文在寅氏が当選。
●5月10日 文韓国大統領、就任演説でDPRK核ミサイル問題に関し「必要ならワシントン、北京、東京、条件が整えば平壌にも行く」。
●5月10日 東電持株会社に福島第1原発廃炉費用積立を課す「原子力損害賠償・廃炉等支援機構法」改正法、参院本会議で可決成立。
●5月14日 DPRK、西部・亀城付近から東北東へ弾道ミサイル1発を発射。高度2千km超で約30分飛行。EEZ外の日本海に落下。
●5月15日 DPRK政府、前日の新型地対地長距離BM「火星12」発射実験が成功と発表。
●5月16日 日印核(原子力)協力協定の国会承認案が与党の賛成多数で衆院本会議通過。
●5月17日 関電、高浜原発4号機を再稼働。
●5月17日 米政府、イラン核合意による経済制裁解除を当面継続と発表。
●5月19日 イラン大統領選。現職ロハニ師が反米強硬派の対立候補を破り再選。
●5月19日 衆院法務委、「共謀罪」の趣旨を含む組織的犯罪処罰法の改正案を、野党(維新除く)反対の中、自公維の賛成多数で可決。

沖縄

●4月21日 米軍北部訓練場ヘリパッド建設抗議活動中に逮捕された男性が保釈。昨年10月4日から半年以上勾留。
●4月23日 うるま市長選、与党推薦・現職の島袋氏が3選。菅官房長官、翁長県政支える「オール沖縄」を「現実と違う」とけん制。
●4月24日 政府、辺野古埋立て本体工事第一段階となる護岸工事を開始。埋立て区域北側「K9護岸」から着手。
●4月24日 嘉手納基地でパラシュート降下訓練。MC130特殊作戦機から、30人の兵員が脱出、物資投下なし。2011年以来の実施。
●4月25日 翁長知事、辺野古埋立て工事に着手した政府に対し、差止め訴訟を起こすことを明言。「岩礁破砕行為」確認後提訴へ。
●4月26日付 辺野古新基地建設のため設置された汚濁防止膜、海底に届かず。ヘリ基地反対協が海中写真公開。県の検証求める。
●4月26日 那覇空自F15戦闘機2機、米原子力空母カールビンソンとの共同訓練参加。
●4月28日 米軍属女性暴行殺人事件発生から1年。初公判の見通し立たず。外国人被告の公判前整理手続きに長時間要す。
●5月3日 米空軍、コロラド州軍F16戦闘機12機の嘉手納基地暫定配備を発表。
●5月8日付 県民世論調査。日本復帰を「評価」76%。復帰して悪くなった点では、「米軍基地被害増加」が最多の43.7%(琉球新報)。
●5月8日 辺野古新基地建設。護岸工事で、砕石投下。
●5月10日 公明党県本部「在沖米軍基地調査ワーキングチーム」、提言書まとめる。普天間飛行場5年以内運用停止など政府へ要求。
●5月10日 翁長知事、西普天住宅跡地へ普天間高校の移転を検討。自民調査会で表明。
●5月10日 米軍、米嘉手納基地でパラシュート降下訓練。SACO合意以降初の夜間訓練を実施。沖縄防衛局の中止要請を無視。
●5月12日 キャンプ・ハンセン内安富祖ダム工事現場での流弾問題、コンウェイ大佐が「発射2か所を特定」と発言。
●5月15日 日本復帰から45年。菅官房長官、沖縄振興策と基地問題は「結果的にリンク」との認識を表明。
●5月15日付 名護市、米軍「再編推進事業補助金」の交付対象にならず。再編実施のための「必要な協力」を認められないため。
●5月16日付 沖縄平和運動センター山城議長、6月に国連人権理事会で演説へ。長期勾留や表現の自由侵害を訴え。
●5月17日 防衛省、石垣市へ陸自駐屯地配置図面を提示。敷地内には弾薬庫も整備。
●5月17日 普天間飛行場負担軽減会議。県が「5年以内運用停止」求めるも、政府は辺野古新基地工事の進捗を理由に難色。