【日誌】核・ミサイル/沖縄(16年10月21日~11月5日)

公開日:2017.04.14

DPRK=朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)/GSOMIA=軍事情報包括保護協定/PCA=常設仲裁裁判所/PKO=(国連)平和維持活動/SSBN=戦略原子力潜水艦

●10月21日 中比両政府、20日の首脳会談で共同声明。南シナ海問題は「関係国の平和的解決で合意」。PCA判決に触れず。
●10月21日 米海軍のミサイル駆逐艦が、中国の実効支配する西沙諸島付近を航行。「航行の自由作戦」の一環。
●10月22日 ドゥテルテ比大統領、訪中時の「米国とは別れた」発言につき「外交的結びつきを断つということではない」と釈明。
●10月23日付 韓DPRK外務次官が21・22日にクアラルンプールで元米6者協議担当大使らと協議。
●10月24日 ラッセル米国務次官補がヤサイ比外相とマニラで会談。「信頼関係を再確認した」とラッセル氏。
●10月24日 ドゥテルテ比大統領「軍事同盟は米とのみ、中国とはない」と明言。「米との合同軍事演習は今年で終了」とも。
●10月25日 安倍内閣、南スーダンPKOへの陸自派遣期限を5か月延長する閣議決定。
●10月25日 クラッパー米国家情報長官、DPRK非核化「見込みない」と語る。同国に核放棄求める政権トップの見方とずれ。
●10月26日付 国連総会第1委「核兵器禁止条約」決議案につき米政府が同盟国などに反対求める文書を送付と判明。(本号参照)
●10月26日 来日中のドゥテルテ比大統領が安倍首相と会談。南シナ海問題で「国際法に従った平和的解決が重要」との共同声明。
●10月27日付 韓国政府関係者、日本側の要請に応じ年内にも、歴史認識問題で延期されていたGSOMIAを締結の方針と明かす。
●10月27日 国連総会第1委、核兵器禁止条約交渉を17年開始する決議を賛成多数で採択、日本は反対。(本号参照)
●10月30日 米軍、SSBNペンシルバニアがグァムに寄港と発表。核抑止力誇示の狙いか。周辺では米軍と自衛隊が共同演習開始。
●10月31日 原発メーカー11社、仏原発重要設備での強度不足問題で、自社設備に強度不足の可能性なしと原子力規制委に報告。
●10月31日 政府関係者、日印原子力協力協定に署名の方針を固めたと明かす。
●11月1日 米韓6か国協議首席代表が協議。DPRKとの中途半端な対話よりも制裁と圧力の強化を、と確認。
●11月1日付 韓国政府、米海軍海上配備型Xバンドレーダーが韓国公海上でDPRKを1か月監視していたと明かす。
●11月2日 青森県三沢基地で空自と英空軍が初の共同訓練を実施。
●11月3日 経産省、福島原発賠償を新電力にも負担させる案を示す。原発を保有する電力会社が責任を負うとの政府原則と矛盾。
●11月5日付 10月にDPRK外務次官が米政府元当局者らと協議の際、核抑止の必要性と、米新政権との接触継続を確認と判明。
●11月5日 「脱原発を目指す首長会議」、脱原発方針と廃棄物総量の確定ない限り放射性廃棄物処分場建設の協議に応じない声明。
●11月5日 米政府高官、核兵器禁止交渉への日本の参加は日本の内政問題として容認の見方を示したと判明。(本号参照)

沖縄

●10月20日 午前3時30分ごろ嘉手納基地からF16 戦闘機6機が離陸。90db以上の騒音6回。19日未明には100db以上も。
●10月21日 北部訓練場ヘリパッド建設現場で抗議活動の市民に暴言を吐いた大阪府警機動隊員2名、戒告の懲戒処分に。
●10月21日 稲田防衛相、公明党ワーキングチームが検討する普天間移転「陸上案」に対し、「辺野古唯一」と強調。
●10月21日 下地宮古島市長、来年1月の市長選に向け3期目の出馬表明。
●10月22日付 警察庁、米軍関係犯罪対策要員として全国各県警に「特別出向」指示。来年1月中旬から3月末まで。
●10月22日 「国境なき記者団」、沖縄での報道の自由に懸念示す声明発表。ヘリパッド建設現場での新聞記者排除について。
●10月23日 キャンプハンセン所属海兵隊員を酒気帯び運転で逮捕。
●10月23日付 沖縄防衛局、北部訓練場「N1」ゲート前にレンタカー2台放置。代金約79万円。「工事用道路確保のため」。
●10月24日 名護市で九州地方知事会議。翁長知事、基地問題について理解求める。
●10月25日付 2015年1月以降、大浦湾からジュゴン姿消す。辺野古沿岸海域へのコンクリートブロック投下が影響か。
●10月25日 政府、復帰後の県内米軍機墜落を「29件」とする答弁書を閣議決定。県統計より18件減。「領海外の件数含まず」。
●10月25日 政府、米軍機運用に関する「航空法特例法」を一部改正。基地周辺での凧揚げ・レーザー照射に罰則。12月21日施行。
●10月26日 「辺野古基金」寄付額5億8997万円。前月比262万9901円増。
●10月27日 「土人」発言問題。自民県議「市民側の挑発に原因」と主張、「調査」を要求。県議会での抗議意見書可決、決裂。
●10月27日付 辺野古違法確認訴訟。国が最高裁に上告棄却を求める意見書を提出。
●10月28日 県議会、機動隊員による「土人」などの差別発言に抗議する抗議決議・意見書を与党・中立会派の賛成多数で可決。
●10月30日 キャンプ・フォスター所属米海軍兵を暴行容疑で逮捕。北谷町の歩道で男性の首絞める。2人に面識なし。
●10月31日 金武町議会、「土人」などの差別発言に抗議する意見書を可決。
●11月1日 防衛省、嘉手納弾薬庫を再編関連特定防衛施設に指定。沖縄市へ再編交付金。
●11月2日 北部訓練場ヘリパッド建設。沖縄森林管理署、立木伐採に同意。「G地区」から国頭村宇嘉川河口部へ訓練道を建設。
●11月5日 嘉手納基地での米軍飛行目視調査、過去最高の328回。昨年比180回増。F15離陸時に最大100.4db。10月18日実施。